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SSS英語学習法研究会

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SSS●Review
登録者:[ ] 更新者:[ ] 登録日時:10/04/29 20:41:22 /更新日時:14/09/22 12:16:09
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Road to Compiegne, The
Jean Plaidy
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YL(平均) 7.0
お薦め度(平均) ★★★★★
シリーズ名
 French Revolution 2
総語数 124,000語 (概算)
その他詳細項目
出版社/Random House UK, 種類/一般, ジャンル/Fiction:社会派もの , 歴史, 総ページ/388ページ, メディア/書籍:ISBN 9780099493372(0099493373), 言語/English, 価格/7.99  GBP-Pounds, サイズ/, 縦198mm× 横130mm    厚み25mm 重さg, 装丁/ペーパーバック, 主対象年齢/大人, 初版発行年/1957, 備考/
音源 [音源情報はありません]
邦訳 [邦訳出版物情報はありません]
映画・ビデオ化 [映画・ビデオ化情報はありません]


 書評委員のお薦め度★★★★★    読みやすさレベル(YL)6.0 ~ 8.0
もうWell Belovedとは呼ばれなくなったルイ15世は、パリに行くことをできるだけ避け、Compiègneを通る新しい道を造って、ヴェルサイユからお気に入りの別の宮殿に行っています。その道もまた高くつきました。

ポンパドゥール夫人は侯爵となり、体力が保たないので愛人はやめたものの、親友としてルイのお気に入りの座を保っています。ベッドでルイを喜ばせるのは、頭の軽い少女達の仕事。でも、ポンパドゥール夫人ともあろう人がやるのですから、売春宿とは違う威厳があるのです(多分)。それを見ていた王妃マリー・レクザンスカは、自分もルイが愛人を作り始めたときに賢い対応をしていれば、大切な友人としてルイの愛情は保てたのだろうかと思います。そして王妃は、狂信的なまでに宗教にのめり込みます。

ポンパドゥール夫人は自分を援助してくれた人を援助しようと、とても向かない人を軍の司令官に任命したりしています。彼女はルイを愛していて、自分の周りの人にも親切にしたいのですが、彼女が実質国を支配している状況で、恩返し人事を繰り返すことは、非常に危険なことでした。

嫉妬と野心から、王太子はポンパドゥール夫人と父を敵視しています。彼は国王の人気が落ちると喜ぶのですが、自分はとても徳の高い善人だと信じているので、愛人を作ったあとも、父とは違って自分の場合はいいのだと思い続け、国を害するポンパドゥール夫人を宮廷から追放しようとする勢力のリーダーになっています。

最後にちょっとだけアントワネットも出てきます。ポンパドゥール夫人に仕えたMadame du Haussetは実在で、Project Gutenbergに回想録があります。【柊】

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